Q20 どうしたら、世界に戦争がなくなり、             平和な世の中になりますか?    そのためには、私たちはどうしたらよいのでしょうか?

 A20:先ず神と和解してわたしたちの心の中にある「敵意という隔ての壁」      を取り除いていただき、わたしたちに出来ることをしましょう。

  「キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意  という隔ての壁を取り壊し・・・両者を一つの身体として神と和解させ、十字架によって敵意を  滅ぼされました」(エフェソの信徒への手紙2章14〜16節)と書いてあります。  作家の大江健三郎さんもこの箇所を引用しています(大江健三郎著、『「新しい人」の方へ』、  朝日新聞社2003年、176頁以下)。   戦争や人と人とを分かつ「隔ての壁」は、人間の心の中にある「敵意という隔ての壁」によっ  て生ずるものです。昔存在していたベルリンの壁や、今建設中のイスラエルの壁など思い当たる  ものが沢山あります。また、日本と韓国・中国などの近隣諸国との間にある目に見えない「敵意  という隔ての壁」もあります。わたしたちキリスト者は、この「敵意という隔ての壁」が、神を  神としないで己れを神とするわたしたちの「罪」から生ずることを知っています。実際、その罪  によって、わたしたちは神の子を十字架につけてしまったのです。その意味で、先ず、日々神か  らの罪の赦しを受け入れ、次ぎに、隣人の罪を赦し、自分の罪を赦してもらうことが大切だと思  います。   神と和解した人は、民族や自国の利益を超えたスケールの大きな考え方をすることができます。  そして、神の栄光と世界の平和のために、祈ることができます。平和をもたらす力があるのは、  神だけだからです。