Q11 罪とは何ですか?

  A11:罪とは神の御心に背き、自分を神として生きることです。      その罪の根本にあるものは、神に自分の心のよりどころを置かず、礼拝      もせず、感謝もしないで、他のもの(お金や、権力や、様々な力など)      を神として崇める「偶像礼拝」です。

 神は人間をご自分の交わりの相手としてお造りになり、楽園に住まわせられました。(創世記2 章8節)。ところが、人間はいつのまにか高慢になり、神と等しくなろうとして、神の戒めを破っ たため、神と人間の間の「関係」が破綻しました。神は無限に聖なるお方ですから、本来ならば、 人間の罪を片時も耐えることがおできになりません。罪という異物が神と人間との間に置かれたこ とは、神が滅びるか人間を滅ぼすか、二つに一つの由々しい事態が生じたことになります。  それゆえ、人間はもはや楽園に住むことができなくなった、と聖書は教えています。人間はそれ 以来、ますます神の御心に背き、自己中心的になり、お互いに憎み合いや殺し合いを止めることが できなくなりました。 このような罪の現実は、深まる一方です。  キリスト教では、わたしもあなたも神の御心に背いており、罪のない正しい人は一人もいない、 と考えます。    「次のように書いてあるとおりです。    『正しい者はいない。一人もいない。   悟る者もなく、 神を探し求める者もいない。    みな迷い、だれもかれも役に立たない者となった。   善を行う者はいない。  ただの一人もいない』。」 (ローマの信徒への手紙3章10節以下)  非常に極端な言葉のように思われるでしょうか。大切なことは、罪(sin)は神に対して犯されて いる、ということです。法律に違反した「犯罪」(crime)のことではありません。わたしたちの良 心は非常に麻痺していますから、他人の罪や社会の罪はすぐに分かるような鋭い良心の持ち主でも、 自分の罪はなかなか分からないものです。